銀行出身者との衝突~粉飾決算~
青森訛りの社長 台東区元浅草。青森訛りが残り、同じ東北出身の自分にとっては、心地の良いトーンで話す月田社長(仮)と初めて会ったのは、管理職に昇進する先輩から会員企業の放出によって引き継ぎを受けた時だ
企業信用評価研究機関
青森訛りの社長 台東区元浅草。青森訛りが残り、同じ東北出身の自分にとっては、心地の良いトーンで話す月田社長(仮)と初めて会ったのは、管理職に昇進する先輩から会員企業の放出によって引き継ぎを受けた時だ
豆と鳩と神社 江東区亀戸。駅からまっすぐ伸びる商店街を進み、明治通りと蔵前橋通りが交わると、角の豆屋に鳩がひっきりなしに急降下爆撃を試みている。そこから少し左手に進むと、ショッピングモールでよく目に
銘木の郷 私の故郷である秋田県は、全国でも数多くある銘木と呼ばれる木材のうち、「秋田杉」の産地として知られ、その美しい木目は和室の内装材として抜群の人気を誇っていた。関東に多い杉は、戦中に焼失した木
至急命令 江戸川区平井。平井駅通りをまっすぐ進み、商店街のにぎわいが途切れる辺りに、被調査先の住所はあった。今回の依頼者は、その切羽詰まった状況を「指定事項」として指示してきていた。冒頭の平井の住所
おごり若造と頑固職人 葛飾区水元。 都心から金町まで電車に揺られ、さらにバスで30分程度の移動。それだけで、半日以上の時間を取られる、魔の調査活動非効率区域だ。 どんなに遠方であっても、人々が生
お付き合い 企業調査の仕事はとても遣り甲斐があり、今に至るまでの人生においても様々な局面でその経験が役立ってきた。他方、営業職としてのノルマも厳しく、実需があまりない商品を、関係づくりによるお付き合
初めての同い年社長 秋葉原も徒歩圏内。岩本町の界隈に「統合」と名乗るその会社はあった。新設間もない「統合」の社長は、高田智之(仮)。電話口の対応も丁寧で、好印象を持たせる口調から、久しぶりに調査に行く
え?なにここ。 東京都墨田区。閉鎖登記を購入して、社名変更により息を吹き返すように創業されたその会社の事業目的は、健康食品の販売業であった。「生活向上」(仮)の社名からも、顧客の健康を思うような温かさ
下調べ 「先輩、倒産歴がある社長の新規調査に当たったんですけど、その時の会社、先輩が担当だったみないなんですが。」 港区六本木。かつて悪の巣窟と呼ばれた事もあるそのビルには、設立間もない経営コンサル兼
信用調査会社の調査員の間では、気を付けるべき街というのがいくつかある。西新宿界隈や百人町界隈、その他色々と点在しているが、私にとって新宿御苑前も同じにおいを感じるエリアだった。(まったくもって主観です